[寄稿記事] 精密採点Aiにおける表現の付け方に関する現状の考察

現在、LIVE DAM Aiがリリースされて暫く経ち、多くの人が精密採点Aiに触れたと思われる。
この採点の特徴としてその名の通り「Ai」が挙げられるだろう。しかし採点をする上で多くの人が一番苦労している項目は「表現」ではないだろうか。
今回はその表現項目について現状の考察を纏めることとする。

現在、開示されている記録や抑揚と表現の値等々から表現100の条件を推測しているが、率直に言うと、条件がかなり複雑であるらしく、現状ではデータが全く足りてない状況でもあり、特定までまだかなりの時間を要すると思われる。
表現100を出すにはそれが出ている記録を真似るのが一番であるが、闇雲に採点をするよりは何らかの指針があった方が良いと思い、これ以降表現に関する推察を記述する。

まず、前作までの採点の表現項目は細かい話はさておき、「抑揚100、しゃくり30、こぶし5以上」というのが常識であった。
今回、サンプルは少ないものの、SNSや筆者の近辺等々から確認出来た表現100及び抑揚の値から推測した表現100の条件を満たしているであろう記録を分析すると、今回のAi採点も恐らくこれを踏襲しているだろうことが分かった。しかしAi採点ではかつての表現技法に加えて4種類の裏表現技法(別の記事を参照)が追加されており、かつての「抑揚100、しゃくり30、こぶし5以上」では表現において高い値を出すことは不可能である。このことは精密採点Aiを体験した多くの人が感じ、表現項目をどう攻略するかを考えた事であろう。LIVE DAM Aiリリース直後、これらの事情により精密採点Aiでフォールを多く入れる攻略法が主流となった。しかし後にフォール0での表現100が確認され、フォールは十分条件であり、従来通り0でも構わない項目だと明らかになった。しかしフォールの有無により表現の値がかなり変わってくることもあり、「無いよりはあった方がいい」ということが言えるのも確かだ。また、他の裏表現技法にもほぼ同様のことが起こっていた。

このことから、精密採点Aiの表現項目はかなり可変的な条件、基準で構成されていることが推測される。現状様々な説があが、分かっている唯一のことはどれも完全に当てはまるものが無いという悲しい事実だけである。当の筆者も全く見当がついていないのが現状である。しかし、表現100の条件は分からなくとも表現の値を伸ばす方法としての指針とその目安はかなりアバウトにだが推測が出来てきたのであくまでも参考程度に、目安として活用して頂きたい。

まず表現100を狙う凡その値として、全ての表現技法を合わせて200、表表現技法の全ての合計80、裏表現技法の全ての合計は90、しゃくりとアクセントは合計120以上あることが望ましい。(全て確認出来た表現100の採点条件より多めに記載)
また、勿論これらの合計数は特定の表現技法に極端に偏りが生じない方が良い。
あくまで目安であるが、表現100を狙う上での各項目毎の凡その数値としては、

①…(120、100、70、20)
②…(100、60、20、20、20)
③…(100、60、30、20、5)
④…(100、100、30、20、5)

であり、これらの内から、括弧内の全ての条件となる数値を上回る候補が1つ以上存在することが望ましい。
(例として、しゃくり163、こぶし116、アクセント79、ハンマリング38で①の条件をクリア、数値と表現技法は任意)
上述の通りあくまで推測かつ凡その目安なのでこれで表現100が出るとは限らないが、抑揚が100の場合表現99は出る筈である。
これらを踏まえた上で、どの項目をどうクリアするかということを念頭に置くと表現の値は伸びやすい。
個人的には、目視出来る事、精密採点ユーザーが入れる事に慣れている事等から100等の大きい値はしゃくりとこぶしに使う方が無難であると考える。他の小さい値は、各自で得意な項目を多い数値に、苦手な項目を少ない数値に設定すべきである。
また、①以外は表現全7技法中5つを習得する必要があり、現在エッジボイスを安定して検知させる技術が確立されていないという事情もある為、実質1つの技法を除いた残り全ての表現技法を習得する必要がある。
よって個人的には、余程技術に自信が無い限りは①の条件をクリアする方針が良いと考える。
またこれらの条件を満たしたとしても表現技法の回数が0の項目は無い方が望ましい。
また、勿論曲は長い方が表現技法を多く入れやすくなる。言うまでもないが曲選びもかなり重要である。

精密採点Aiで100点を狙うとなると、最低でも表現は98は欲しい。それをクリアする為に上述の指針を参考にして頂けるとありがたい。不慣れな表現技法を検知させるだけでも骨が折れるが、それもかなりの数を入れないといけないので絶望しかけている人も多いのではなかろうか。更に表現項目を埋めたとしても100点はまだまだ遠い。ここにAi採点の難しさ、奥深さがあるような気がする。
(繰り返しになるが)またその奥深さ故に、表現項目に関してはまだまだ未知数、というか殆ど何も分かっていないので今後共研究を進めていきたい。

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