[寄稿記事] Ai採点における抑揚の付け方についての考察の経過

ここでは、Ai-が過度な抑揚に反応するAi採点において、抑揚をどう入れるのかという問題について考察する。

まず、Ai採点において、Ai感性という値そのものをどう考えるかによっても抑揚の付け方は変わってくる。 Ai感性はボーナス点にのみ関与するという説が濃厚であり、Ai感性の重要性は点数を狙う上で然程高くはないと思われる。そのため現在、Ai感性への解釈の違いからAi採点を攻略する上での抑揚の付け方の主流は大きく二つに分かれている。

一つは、Ai感性はボーナスにのみ関与し、その影響力は決して大きくはないので、Ai-が大量に検知されることを覚悟して抑揚を付ける方法である。この方法の特徴として従来の採点(精密採点)における抑揚の付け方とほぼ同じ方法をとれることである。 一区間に1ページ大(声量)を入れその他は小にする所謂「区間式」と呼ばれる方法、また2ページ小、1ページ大を繰り返す「しちゅう式」と呼ばれる方法も有効である。また本採点では一区間に1ページ小、残りを大にする「逆区間式」も有効である。繰り返しになるが、これらの方法はいずれもAi-が大量に検知されることを前提としたやり方である。

もう一つはAi-をできるだけ検知させずに抑揚を付ける方法である。この方法は過度な抑揚を検知するAi-に検知されずに抑揚を付けるという矛盾とも言えるような方法のためやり方は確立しきれてはいない。自分が現在知る限りでは、抑揚を緩やかに付け続ける方法と瞬時に抑揚を付けるという2パターンが存在する。その中でも確立している方法は2つある。1つは、イコライザーのツマミを-15にセットし、3区間のおわりまでに+15になるように緩やかにツマミを上げ続け、その後は曲の終わりまでに-15まで戻して抑揚を付けるやり方「への字式」(勝手に命名)がある。この方法は3区間(曲の半分)に一度大と小を入れる方法である。勿論状況にもよるが、Ai-は1ページにつきイコライザーでいう1メモリ以内の抑揚の差異は感知しないことが殆どであり、本方法はその差異以内の変化で大と小の両方を入れることができる。また。この方法は店に備え付けられているマイクでも実践が比較的容易で、かつ以前の採点のように歌唱を聴いている者に不自然な印象を与えにくいことも1つの特徴ではないかと思う。しかしこの方法での完全なAi -の排除は意外と難しい為改善の余地もある。もう1つは、ビブラート時のみ小を入れる方法「岡本式」(これも勝手に命名)である。これはLIVE DAM Aiでは従来の機種より所謂音抜けと呼ばれる現象が起きにくいこと、Ai-は非常に短時間における大きな音量の変化は感知しないことを利用している。この方法では全区間に頻繁に大と小を入れることが可能であり、抑揚が比較的安定しやすいという特徴がある。しかしビブラートで小を入れるため小が入りきらないという場合が起こりうる。また、本方法でも完全にAi-を排除することは難しい。いずれにしても、Ai-を0に抑える抑揚に関してはまだ最適な付け方を探る必要がある。

抑揚全体としては、以前より大を多めに入れて抑揚点を稼げるようになった印象がある。以前の精密採点ではどれだけ小声で歌う時間を確保出来るかによって抑揚の点数が決まったといっても過言ではないという状況で、抑揚点を稼ぐためには不自然な歌唱をしなけらばならないという矛盾した状況にあったがAi採点ではこれが是正された形となった。大と小を同量~殆ど大でも抑揚が付くのはカラオケ採点機器としては大きなメリットがあるように思える。またこれは実は以前と変わらないのだが、無理に全区間に大と小を入れなくても抑揚の点数が取れる状況にあることによって自然な歌唱でも抑揚点がつくようになったのではないだろうか。しかし抑揚の幅が広がったことで攻略方法は多様化したといえる。また、抑揚100が以前より出にくくなったとの声もある。いずれにせよ、この項目についてはまだ確立していない部分が多いので今後とも調べを進めていきたい。

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