精密採点 Ai について

精密採点 Ai (エーアイ) は、株式会社第一興商が販売する通信カラオケ機器 LIVE DAM Ai (アイ) に搭載されている採点コンテンツである。
LIVE DAM Ai は、人工知能 (AI) を搭載し、音声認識による操作機能や人の感性近い採点ができる機能を特徴として希望小売価格 318 万円 で 2019 年 10 月 1 日に発売された。

LIVE DAM Ai
LIVE DAM Ai, 株式会社第一興商 報道発表より

Ai とは何か

そもそも、精密採点 Ai における人工知能とはいかなるものであろうか。
LIVE DAM Ai のマルチメディア処理を担うミドルウェアを開発した株式会社CRI・ミドルウェアの報道発表によれば、その製品 CRI NeuroMeister (シーアールアイ・ニューロ・マイスター) は、歌唱評価や Ai 感性メーターという採点項目に関係しているとされる。製品名から推測するに、人工ニューラルネットワークを採用していると思われる。

Ai 感性メーター
Ai 感性メーター, DAM★とも コンテンツ紹介より

各評価項目について

精密採点 Ai において、高得点を取るためにはいくつかの点を抑えておく必要がある。

音程正確率

音程正確率は百分率 (パーセンテージ) で評価され、採点において最も大きな比重を占める。
一般に、音程正確率は高ければ高いほどよいが、精密採点 Ai においては、Ai 感性ボーナスを多く取るために 90-95% 程度のほうが良い場合がある。
音程正確率がどう判定されたかは、歌唱画面において音程バーが塗りつぶされる色や、ページが切り替わる際に表示されるエフェクトからおおよそを見て取ることができる。
音程正確率を上げるためには、まず原曲をよく聞き正確な音程を覚えることが重要である。また、音程バーを垂直方向になぞるように滑らかに歌唱すれば、高い音程正確率を得る事が可能である。

表現力

表現力は、100 点満点の点数で評価される。表現力には、抑揚、ビブラートを除く表現技法、裏表現技法が影響する。

抑揚

抑揚は、100 点満点の点数で評価され、表現力において最も大きな比重を占める。過去の精密採点シリーズでは、画面右上に表示されている歌唱区間 (大区間) の 1 区間あたり、更にその区間を 4 分割したもの (小区間) の 1 区間 において音量を上げ、その他の区間は音量を抑える事で抑揚を上げる事ができた。精密採点 Ai では、音量を上げる箇所と抑える箇所の両方を、最低でも小区間 1 区間ずつ確保することによって抑揚を上げる事ができる。

表現技法

表現技法とは、歌唱画面や結果画面で位置や回数が確認ができる歌唱技法のことである。しゃくり、こぶし、フォール、ビブラートの 4 種が存在する。
ただし、ビブラートは表現力には関係せず、独立した評価が行われる。

裏表現技法

裏表現技法とは、歌唱画面や結果画面で位置や回数が確認できない歌唱技法のことである。アクセント、ハンマリング・オン、エッジボイス、ヒーカップの 4 種が存在する。

Ai 感性

Ai 感性は、100 点満点の点数で評価され、Ai 感性メーターの加点部 (Ai+) と減点部 (Ai-) に基づいて算出される。これは、Ai 感性ボーナスにのみ関係していると思われる。
Ai+ は、表現技法及び裏表現技法を検知して加算される。
Ai- は、急激な音量の変化を検知して加算される。そのため、過去の精密採点シリーズのような抑揚の付け方では Ai 感性で高い点数を取ることは難しい。その一方で、この点に注意すれば Ai- の値を低く保つことはもとより、0 にすることはさほど難しくない。

ロングトーン

ロングトーンは、10 点満点の点数で一定以上の長さの音程バーにおいて、正確な音程を安定して保てていることを評価する。
これは簡単ではないので、最低限のロングトーンのみを歌唱し、他の長い音程バーにおいては短く歌唱するか、表現技法を被せてロングトーンとしての判定を無効にすると良い。

安定性

安定性は、10 点満点の点数で音程バーにおいて音程を安定して保てていることを評価する。
これは簡単でないので、音程バー同士の間を細かく区切って発音するか、表現技法を被せて判定部分を短くすると良い。

リズム

リズムは、タメまたは走りそれぞれ 5 段階と正確の計 6 段階で評価され、レーダーチャートには 100 点満点の点数で表される。
タメよりも走りのほうが多く減点される。
リズムを保つのが苦手な場合、体の一部を動かして一定のリズムを刻むと良い。

ビブラート

ビブラートは、10 点満点の点数で波形を正弦波に近い形状に保てていることを評価すると思われる。
従来、複数のビブラートにおいて波長やビブラートタイプを揃えなければならないとされていたが、それは誤りである。また、過去の精密採点シリーズで有効であった間奏などにおけるビブラートは無効である。
なお、合計の長さが 1 秒に満たない場合、0 点になる。

過去の精密採点シリーズとの比較

  • Ai 感性メーター及び Ai 感性の追加
  • 精密採点 DX-G におけるボーナスの廃止と Ai 感性ボーナスの追加
  • 表現力グラフの廃止と Ai 感性メーターグラフの追加
  • 裏表現技法の追加
  • 分析レポートの種類の増加

未だ採点アルゴリズムについて解明されていない部分もあり、一般に高得点を取るのが難しくなったとされる。
特に、過去の精密採点シリーズに慣れていた人は、音程と Ai 感性ボーナスとの兼ね合いの考慮、裏表現技法の習得に手を焼くことがあるようである。

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